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MONTHLY TOPICS
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◎MMが10年振りのタイ・ポップ特集
2004.3.21

写真1

1994年3月号
表紙:イギー・ポップ

写真2

2004年4月号
表紙:UA

space 20年以上前から、そして現在も購入している唯一の音楽専門雑誌「ミュージック・マガジン」が本年4月号で、約10年振りとなるタイ・ポップ特集の記事を組んでくれた。かつては同誌の熱心な読者でもあり(最近は読むとこ少なし)、かつ90年代初頭からタイの音楽を聴いてきたワタシとしてはけっこう感慨深いモノがあります...。今回は、この10年を隔てて掲載されたタイ・ポップに関する記事を読み返しながら、ワタシ自身のタイの音楽に対するスタンスなんかをちょこっと振り返ってみたいと思います。

まず94年の記事ですが「タイの音楽とつきあおう」という大きな特集の中で前半にモーラムとルークトゥン、後半にプレーン・タイ・サーコン...いわゆるタイ・ポップを取り上げています。モーラムの特集では93年11月に来日したモーラム界のベテラン=ケーン・ダーラオのインタビューなどを交え、モーラムという謡い語り芸に関して説明しとります。このケーン・ダーラオのコンサート、当時ワタシも大阪国際交流センターにて拝見したのですが、とにかくやたら眠かったのを覚えてます...(^^;)。ケーン師匠の演じるモーラムは、もっとも古いタイプのものらしく、仏教説話などから引用した歌詞をほとんど同じメロの繰り返しで延々と聴かされるので“音楽を楽しむ”といったスタンスでいるとかなり肩すかし感が...。でもいっしょに来日してたプリッサナー・ウォンシリーと一緒に写真撮ってサインも貰ったので、結果的にかなり満足しましたが...。

後半のポップス編では、当時日本盤をリリースしたクリスティナーをはじめとして、バード、ジェットリン、マーシャー、マイなど現在も一線で活躍する歌手達の最新カセットを紹介してますが、注目すべきはティック・シローが要注目アーティストとして特に好意的に書かれている点でしょうか(^^;)?今読み返してみると、タイ・ポップのさわりを軽くまとめただけのような記事ですが、当時は当然ながら(我が家には)インターネットなどなかったので、この特集ページを何度も読み返した記憶があります...。

さて、それから10年経った最新号の2004年の記事はどうなってるかというと「最新型T-Popを気楽に味わってみよう!」というタイトルのもと、3/24に国内盤がリリースされるブライオニー、Palmy、MAFの3組が大きくとりあげられています...が?これってカラーページに広告出してるユニバーサル向けのちょうちん記事っぽいンですが...(^^;)。記事の後半で取り上げられてる歌手もナット、ブア、Katと今後リリース予定のグラミーのやつらばっかじゃん...。

この雑誌いつからこういう編集方針になったわけ?少なくとも10年前は、大枠ながらタイの音楽事情全般をつかめるような内容になってたのに対し、今回はかなり偏った(レーベル的にあからさまだが、ジャンルとしても似たりよったり)内容になってると思います(最後のほうの数行にライターの心意気をちょい感じるが...)。まぁPalmyのような素晴らしい歌手は多くの人に聴いてもらいたいとは思うけど、それにしても音楽的にもうちょい突っ込んだ内容に出来るんではなかろうか...10年前との比較でデジタル・モーラムの特集するとか、クラブ系のインディーズシーンを現地レポするとか、色々とこの雑誌ならではっていう切り口があると思うんですが...。これだったらAONやダンスアーミーのインタビュー記事載せたPOP ASIAのほうが、まだレベル上なんじゃないの?



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